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大庭 英子 (おおば えいこ) |  
料理研究家。 
料理の基本を踏まえたアイデアあふれるレシピに定評があり、身近な材料を使い、ふだん使いの調味料を使っておいしくするセンスは抜群。 
和・洋・中・エスニックのジャンルを超えたレシピの数々に、年代を超えてファンが多い。 
家庭で手軽にできるように調理法を工夫するなど、研究を重ねている。 
雑誌や単行本を中心に活躍中。主な著書に『卵の本』(高橋書店)『いちばんおいしい!蒸し料理』(主婦の友社)『手間なしホカホカ「温」おかず』(オレンジページ)など多数。
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たれそのものは、少し甘みが強いように思いましたが、料理に使うと素材とうまく融合していい味わいになります。 
しょうが焼きのたれというと肉の下味用と思われがちなところ、かけたり、煮込んだりと汎用性をアピールするメニューをご提案します。 |   
 
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| 三色丼 |  
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おなじみのおかずがとにかく簡単にできます。 
鶏そぼろはしょうが焼きのたれのみの味つけですが、ほんのりしょうがの風味が生きていて、深みのある味わいに。火を通すと甘みがやわらぐので、炒り卵は少し甘めに調味して、味のバランスをとりました。もちろん合い挽きでつくっても。 |   
 
| 材料(2人分) |  
鶏そぼろ 
 鶏挽き肉 150g 
 酒 大さじ1 
 しょうが焼きのたれ 大さじ2 
炒り卵 
 卵 2個 
 砂糖 大さじ1 
 塩 少々 
きぬさや 50g 
塩 少々 
熱々のご飯 丼2杯分 |   
 
| 1 | 鶏そぼろをつくる。小鍋に材料を合わせ入れて菜箸3〜4本で混ぜる。弱火にかけ、混ぜながらポロポロになるまで火を通す。 |  
| 2 | 炒り卵をつくる。卵を割りほぐして調味料を加えて混ぜる。小鍋に入れて火にかけ、鶏そぼろと同様に混ぜてポロポロにする。 |  
| 3 | きぬさやはへたと筋を取ってさっと塩ゆでし、短い千切りにする。丼にご飯を盛って、鶏そぼろ、炒り卵を盛り分け、きぬさやを添える。 |  
  
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| 鶏の和風スープ煮 |  
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| しょうが焼きのたれを煮ものに使います。ていねいにつくられているたれなのでコクがあり、それだけで満足のいく味に仕上がります。鶏肉は旨味たっぷりのもも肉がおすすめ。鶏肉に粉をはたけば、鶏の旨味が逃げず、また煮汁に適度なとろみがついて味がからまります。野菜たっぷりの治部煮風といった料理に仕上がりました。 |   
 
| 材料(4人分) |  
鶏もも肉(大) 1枚 
鶏肉の下味 
 塩、こしょう 各少々 
玉ねぎ(小) 1個 
パプリカ(黄) 1個 
なす 2本 
しめじ 1パック 
ブロッコリー 1/2株 
ブロッコリー用の塩 少々 
小麦粉 大さじ1 
サラダ油 大さじ2 
水 1.5カップ 
しょうが焼きのたれ 大さじ4 |   
 
| 1 | 鶏肉は一口大に切って塩、こしょうをふる。玉ねぎ、パプリカ、なすは食べやすい大きさに切る。しめじは石突きを切って食べやすくほぐす。ブロッコリーは小房に分けてさっと塩ゆでする。 |  
| 2 | フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、鶏肉に小麦粉をはたきながら入れて、香ばしく焼いて取り出す。 |  
| 3 | サラダ油大さじ1を足して熱し、玉ねぎ、パプリカ、なす、しめじを入れて炒める。全体がしんなりしたら水を加え、しょうが焼きのたれも加える。蓋をして弱火で15〜20分煮る。 |  
| 4 | 仕上げにブロッコリーを加えて混ぜ、器に盛る。 |  
 
 
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| さんまの竜田揚げ |  
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魚にだってしょうが焼きのたれは大活躍します。下味に使って揚げれば、あっという間に立田揚げのでき上がり。さんまでつくりましたが鯖でつくっても。 
味がしっかりなじんでいるので、冷めてもおいしく食べられます。おべんとうにも重宝しそう。面倒な味つけがいらない「らくちん」を実感してください。 |   
 
| 材料(2人分) |  
さんま(3枚におろしたもの) 140g(正味) 
しょうが焼きのたれ 大さじ2 
揚げ油 適宜 
つけ合わせ 
 なす、オクラなど 各適宜 |   
 
| 1 | さんまは食べやすい長さに切り、しょうが焼きのたれをからめる。つけ合わせのなすは縞に皮をむいて、2cm幅に切る。オクラは縦に1本切り目を入れる。 |  
| 2 | 揚げ油をやや高めの中温(175℃)に熱し、さんまの水気を拭きながら入れて、香ばしく揚げる。 |  
| 3 | つけ合わせのなすとオクラを揚げ、さんまとともに器に盛り合わせる。 |  
 
 
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| 豚しゃぶとねぎのからめ麺 |  
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| 新しい味、和風中華麺に仕立てます。豚肉は、沸騰手前の湯(約80℃くらい)でしゃぶしゃぶすると、柔らかくジューシーになります。ねぎはたっぷりがポイント。仕上げはしょうが焼きのたれで和えるだけ。さっぱりした麺はきっとやみつきになるはずです。 |   
 
| 材料(2人分) |  
中華生麺 2玉 
豚しゃぶしゃぶ用肉 80g 
長ねぎ 1本 
ごま油 大さじ1.5 
しょうが焼きのたれ 大さじ4 |   
 
| 1 | 豚肉はさっと湯に通す。ねぎは斜めせん切りにする。 |  
| 2 | 麺をゆでて水に取って洗い、水気を絞ってボウルにあける。豚肉、ねぎ、ごま油、しょうが焼きのたれを加えて全体を混ぜ、器に盛る。 |  
 
 
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| ねぎたっぷりふんわり炒り卵 |  
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| あまりにもシンプルなおかずだけれど、そのおいしさには目をみはるものがあります。卵が持つ塩分とねぎの甘味、そしてしょが焼きのたれの深みのある味が見事にマッチしました。ご飯にのせて丼仕立てにするのもおすすめです。長ねぎの代わりに玉ねぎでも。ちょっぴり甘い仕上がりになります。 |   
 
| 材料(2人分) |  
卵 3個 
長ねぎ 1本 
サラダ油 大さじ3 
しょうが焼きのたれ 適宜 |   
 
| 1 | 卵は割りほぐす。ねぎは5mm幅の斜め切りにする。 |  
| 2 | フライパンにサラダ油大さじ2を熱して卵を入れ、大きく混ぜて半熟状になったら取り出す。 |  
| 3 | サラダ油大さじ1を足して熱し、ねぎをさっと炒め、卵を戻して炒め合わせて器に盛る。しょうが焼きのたれをかけて食べる。 |  
 
 
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| 白身魚のづけ |  
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しょうゆベースのづけよりも、ほんのり甘い、奥行きのある味に仕上がります。 
ごまをたっぷりまぶすと、香ばしさが加わって美味。好みでわさびを添えても。余った白身魚、また、かつおやまぐろなどの刺身を、しょうが焼きのたれでづけにしておき、翌朝、湯をかけて茶漬け仕立てにして食べるのもいいですね。 |   
 
| 材料(2人分) |  
白身魚(鯛など) 100g 
しょうが焼きのたれ 大さじ2 
白煎りごま 大さじ2 
青じその葉 2枚 
好みでラー油 |   
 
| 1 | 白身魚はそぎ切りにし、しょうが焼きのたれをからめる。 |  
| 2 | ごまをまぶし、青じその葉を敷いた器に盛る。 |  
 
 
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