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美味しいへのこだわり 工場編

調味料(アミノ酸等)や保存料、着色料、甘味料は使わずに、天然素材を使用しています。

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当社の製品は調味料(アミノ酸等)やカラメル等の着色料・保存料、甘味料は使用していません。これらの食品添加物を使わずに作る上で、一番苦労したのは、旨味と色をつけることでした。旨味を出すために当社では昆布やだしじゃこを使用しています。このユニークな発想の参考になったのは、味噌汁を作る時に使う昆布やだしじゃこでした。このだしを使うと自然な旨味がプラスされ、天然素材なので、後口もさっぱりします。今では当社製品の特徴の一つにあげられます。

 そして、ソースの着色には黒砂糖を使用しています。そのため、少し色目は淡いですがかけた時食材に自然の色目が残ります。他にも、砂糖、食塩は自然のミネラルを含む黄双SC糖や粉砕天日塩を、酸味を出すために使う本醸造酢もアルコールを使用しない純粋米酢のみを使っています。
また、焼肉のたれに使っている醤油・味噌は、遺伝子組み換えのない大豆を用いて作ったものや純正ごま油等々天然素材を使うなど、その原料にまで細かく目を向けるようにしています。


多いものでは25種類もの原料を配合。高いブレンド技術が独特の風味を醸します。

さらに、独特の風味を出すために、あらゆる天然原料をブレンドしています。納得のゆく風味を醸すことができるまで、多いもので、25種類もの原料をブレンドします。手間のかかる作業ですが、滋味深い独特の味わいを醸すために妥協はできません。また、ウスターソースは製造後最低2ケ月以上じっくり熟成させなければ出荷しません。これもまろやかな風味、旨味を出すために必要なことなのです。その微妙なブレンド(配合)作業は、「職人技だ」と言われたりします。確かに、熟練した、高い技能が必要です。この微妙なブレンド技術を後進に伝えていかなければなりません。

美味しいへのこだわり 農場編

野菜は出来る限り、『契約栽培野菜を使用すること』を基本にしています。

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主原料の玉ねぎ、ニンジン、トマト・にんにく・生姜は、地元の農家の方との契約栽培によって、確保しています。例えば、高知・南国市の井上正雄さんには、玉ねぎを作ってもらっています。

井上さんとは、「播種から収穫に至るまでの作付計画」を細かな作付作業レベルまで、細かく取り決めています。その計画書を見ますと、やはり、手取り除草作業に時間を要しており、「農薬や化学肥料を使わずに栽培すること」は手間暇のかかる作業であることを痛感します。

井上さんのこだわり

安心でおいしい野菜を皆様に食べていただきたい願いから、昭和五十年に、【高知・土と生命を守る会】の会員となり、以来、農薬や化学肥料を使わずに作っています。

契約農家の方々
社会福祉法人「きてみいや」さん

にんじん、にんにくの契約栽培

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写真は南国市金地の圃場で草刈りをしている社会福祉法人「きてみいや」の生徒さんたちと施設長の濱口さんです。
平成15年に自立と社会経済活動への参加促進のために設立された「共同作業所きてみいや」からスタートした「きてみいや」は南国市の就労継続支援事業所を中心に、数々の企業・団体の協力を得て様々な活動を行っています。
「きてみいや」さんには生徒さんたちが丹精こめて栽培してくださった、にんじん、にんにくの供給をお願いしています。
施設長の濱口さんは銀行退職後、農業を通じて生徒さんたちの育成に第二の人生をささげておられます。
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山岡さん

無農薬生姜の契約栽培

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高知市を見下ろす"いの町枝川"の山のてっぺんで無農薬の生姜を丹精込めて育てている山岡さん。15年ほど前に農業用給水タンクを設置している時、農家の人達と親しくなり、作物を作ることに魅力を感じ、そこの農地を借りて無農薬の生姜を作り始めた。今では2反の農地を借り、さつまいもや野菜なども作っています。猪が出没し、山のてっぺんは台風の被害にも合いやすいため、その対策にも工夫を凝らしています。
作物を育てるのは、「子供を育てるのと同じくらい楽しい」と話し、週末には神戸からお孫さんが来て、一緒に芋掘りなどをするのが楽しみだそうです。


門田さん

玉葱とニンニクの契約栽培

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高知龍馬空港のすぐそばの香南市吉川町で玉葱(品種名 こがねEX「収穫時期4月頃」・ソニック「収穫時期5月頃」)とニンニクを作ってもらっています。写真は花韮(ハナニラ)畑の前の門田さん。花韮(品種名 マルイチポール)は高知県の独自品種です。(花韮の葉にはニラやネギのような匂いがあり、炒めて食べたらおいしい。)
高知県園芸連を定年退職後、家庭菜園からスタートし本格的に農業を始めると共に、園芸福祉士(NPO法人日本園芸普及協会)の資格を持ち、社会貢献として「花や野菜、果樹を育てて、みんなで幸せになろう」をスローガンに活動を行っている。その一貫として、「収穫する喜びなど農業に興味を持ってもらいたい。」との思いで自宅の畑で近くの小学校の生徒(低学年)にとうもろこしの収穫体験学習の指導もしておられます。


井上さん

有機栽培玉葱・人参の契約栽培

2009年5月、毎年玉葱の栽培をお願いしている井上さん(南国市)の畑では、玉葱の収穫が始まりました。収穫作業中の井上さんをお訪ねしました。

井上さん(南国市)の畑では玉葱の収穫中です!

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井上正雄さんは、ケンシヨー製品の「安全」と「安心」を支える契約農家のお一人。 ヘルシー商品の製造を始めた昭和55年から今日に至るまで、29年にわたって有機栽培玉葱・人参の契約栽培にあたってくださっています。 井上さんが尊敬する元園芸試験場研究技師(野並定氏)が農薬による有機リン中毒になり(昭和46年頃)、その後昭和49年頃読んだ有吉佐和子さんの『複合汚染』の影響もあって、農薬を使用しない農業を志されました。 昭和49年から地道に有機栽培を続けて平成13年より有機JAS認定を取得。
現在NPO法人「土といのち」の会長でいらっしゃいます。

井上さんの田にはカブトエビがいます!

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井上さんはお米も有機栽培で作っていますが、なんと 有機栽培していてもめったに見られないカブトエビが田んぼの中にいました。きれいな田んぼの証明です。 これには本当に驚かされました。

収穫した玉葱は乾すと旨味も栄養も凝縮されます!

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畑では収穫後の玉葱を、葉をつけたまま乾燥させています。
こうすることで、玉葱の旨味や栄養分も凝縮され、さらにおいしい玉葱になるそうです。
ところで、今年は栽培した人参のうねの中をモグラが掘りかえしたので根が切られて不作だそうです。
有機栽培の苦労がここにも伺えます。

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